紋浪ちゃんの覚え書き

気になることとか拙い和訳とか

中国の本を読んでみよう!

諸君、你好。

こちら、紋浪、中国からお送りする。

 

今日は中国で本を読んでみようー!の巻!

 

 いや、昨日水滸伝読むとか抜かしてたじゃん?わし。

 

あれが面白かったのと楽しかったのでもう読み終わってしまったんや。

 

もともとあの本はHSKの対策本の一種でHSKに合わせて作ってある本だから読みやすいのは当たり前。ネイティブを対象にしていない。

 

 でも、いろんな単語出てきて面白かったぞ。

 

和尚さん、盗賊、血の誓いをした義父とかとかとかね。

 

いや、これいつ使うんかーい!って単語がいっぱい出てきた。

 

 

話はとぶんだけどこないだ友達がこの街を案内してくれた時にこの街唯一の本屋に連れていってくれた。

その時、簡単な本ないかなあって聞いたら小学生向けの本のコーナーに連れていってくれた。

 

中国の本って面白くて小学生や子供向けの本には拼音(ピンイン)がうってある。

 

この拼音っていうのは、日本でいうふりがな。

 

日本人が中国語を勉強するときはひらがなで音をつけて覚えるけど中国には文字は漢字だけ。この方法は使えない。

 

というわけで考案されたのがこの拼音。

アルファベットで中国語の発音を表して漢字の読み方を表してる。

 

中国の子供が漢字を忘れてしまった時、この拼音で書くと減点されるけど点数がもらえるらしい。

日本の子供が国語のテストで漢字を忘れてひらがなを描いた時三角で一点もらえるのと少し似てるよね。

 

で、私たち中国語学習者もこの拼音を頼りに中国語の世界を進む。

辞書を引くときも基本拼音で引くし、音読の試験勉強に拼音は必須。

 

例えば、我爱你って中国語があったなら、まずは拼音を打ってこれを、wo3ai4ni3という具合に発音の理解をしていく。

 

だから、拼音付きの本ほどありがたいものはない。辞書で引く時も書いてあるから拼音を調べる必要がなくなる。

紙の辞書の時でも面倒な部首引きをしなくてもすむ。

 

というわけで喜んだ私は喜んでこの本を購入。

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古臭いデザインの表紙に、

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変な挿絵。

漢字の上にあるアルファベットが拼音ね。

 

で、水滸伝を読み終わってこれを読もうかなあと思ったんだけど、今日同居人と同居人の二人の友達とご飯を食べにいった時、私はつくづく思った。

 

何言ってんのか全然わかんねーなあ!

 

そう。

中国人の話す中国語が全くわからん。

HSKのリスニングや教材の中国語はわかる。

でも、教室の外に出た私はなんと無力。

 

そして、それは読解も同じ。

教材の中国語は読める。でも、掲示板や新聞、友達のネット上の投稿はダメ。

 

うーん、なんとかしなきゃだよなあ。

で、考えたのがとりあえず中国人が読んでるものを読んでみようってこと。

聴くのは無理でも読み書きくらいはリアルの中国人に迫ってみたいと思ったわけだ。

 

で、読むのはこないだ本屋に行った時買ってみた本。

 

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どうみても恋愛小説です。ありがとうございます。

二人は一番近くにいた時には心は遠く、

一番遠くにいた時心は近かった。

彼らは二本の樹木のようだ。

風が吹けば葉が落ちて足元に落ちるが、絶対に寄り添うことはできない。

しかし、永遠になることはできるのだ。

 

っていう煽り文。

 

ごめん、私も訳しながら何言ってるか全然わからん。

 

多分おしゃれポエムと思われる。

 

ミステリーや時代小説は単語や言葉が難しいと思ったから恋愛小説にしたんだけど迂闊だったか。

まあいいや。

 

中身はこんなかんじ。

 

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そう、中国の本は基本横書き。

私はこれを知った時結構ショックだった。

どういう経緯で横書きがスタンダードになったのかは知らないけど、漢字の横書きってやっぱりしっくりこない。

とくに本なんかは日本が縦書きだから余計に違和感が大きく感じる。

 

それからもう一つ中国で驚くのは本の値段。

さっきの2冊は1冊20元(340円くらい)だし、この恋愛小説は1冊30元(510円くらい)だから日本より本はだいぶんやすい。

さらに驚くのは辞書のお値段。

例えば日本で英日辞書辞典買ったら五千円くらいするけど中英辞書は35元(600円程度)

更に、英英辞典は日本では7000円くらいするけど、中国ならば100元(1700円)。

すごいな中国。物価も日本に迫る経済成長をみせてる中国だけど需要も大きいから値段も安く済むのかなあ。

 なんにせよすごく羨ましい!

 

まあ、そんなお金の話は置いといてね。

気付いた人もいると思うけどこれは一般人用の本だからさっきの本みたいに拼音は打ってない。

 

故に単語を調べるときはいちいち調べなければならない。

 

だから今日私はこのにページを読むのに1時間半を要しました。

 

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たった二ページに知らない単語がこんなにたくさん。

どしん!とかバン!などの擬音語が出てきたり、わー!はあ?などの相槌も小説となると種類が増えるよね。

 

というわけでわからないことだらけだからなかなか進まなかった。

 

で、肝心のストーリーはというと、

 

麻雀帰りの男が自分のマンションの向かいの部屋で大家と女の子が言い争いしてるのを目撃する。

「私のマンションで人が死ぬなんてどう賠償するんだ!」と詰め寄る大家。

そんなやりとりを目撃した麻雀男(勝手にそう呼ぶことにした)は大家が去ったあとなんとなく気まずくて、

「誰が死んだの?」ってきくと女の子は

「あんたには関係ないわよ!」

ってドアを閉める。

 

で、次の日麻雀男が家に帰ってくると、女の子が男の家の前にうずくまっていて、

 

「二日だけあなたの家に泊めてほしい」

 

っていう。

 

なんだそのエロ漫画みたいな話は!

 

ってツッコミが我慢できなくなったところまで今日読んだ。

 

てか、見開き二ページでここまで展開するって展開が早すぎるんじゃないか…などと余計なことまで考えてしまう。

 

この麻雀男と女の子があのポエムみたいな切ない恋愛を繰り広げてくれるんだろうけど、どうなるんだろう。

 

今回は読むのに時間がかかりそうだなあ。

 

というか、私はこっちにきて本ばかり馬鹿みたいにバカバカ買ってるけど帰国するときどうするつもりなんだろう。(他人事)

 

まあそんなわけで明日の暗唱試験の勉強もせずにアホなことばかりやって1日を過ごしてしまったのを反省しながら今日はおしまい。

 

おやすみなさい。