にーはおにーはお。
私です、最近ブログの更新を頑張ってる紋浪です。
今回でやっと張家界編も幕を閉じるわけだけど、この後に桂林、昆明、大理、麗江、シャングリラ、北京、とまだまだ控えてるから悲しくなってくるね!
ブログは溜めるものではない。
後3日くらいで書き終えて私はさっさと河南省に旅行に行きたいのでサクサク書いていこうと思う。
さて、中国を広範囲にわたって移動しながら旅行するときに悩まされることはいくつかあるんだけど、その一つが交通チケット取れない問題だと思う。
だいたい乗りたい日の1週間前、遅くても4日前には予約を入れておくのが無難だと思う。
無茶苦茶で行き当たりばったりな旅をしている私ですらそれだけは守ってやってきた。
やってきた、はずだった…
てな訳で今回はこの交通チケットでやらかしてしまったことに間抜けな私が気付くことからお話は始まるのである。
突然だが、私が張家界に宿を取ったのは、7月24チェックインの7月27日チェックアウトである。
ではここで、
私が予約した張家界から出る汽車の切符を見てみよう。
なんで、27にチェックアウトするのに、28の切符予約してるんだ!
とパニックになりそうなところだけど、これに気付いたのは前回の記事の日の夜。
この日すでに数多の試練(ほとんどの原因は自分のやらかしたポカ)を乗り越えた私はさして焦ることもなく、しょうがないから駅の近くのホテルに一泊することにして、適当なホテルを予約して次の日はそのホテルに移った。
そうとう疲れていたらしく、その日は昼の一時から夜の八時まで眠り、夜の十時から次の日の八時まで眠った。
そのくせしっかりご飯は食べた。
とにかく美味しかった。
で、次の日はまた寝台列車に揺られて長沙に戻った。
張家界から次の目的地の桂林には直接いけないから一回長沙を経由しなければならない。
長沙では駅前のホテルを予約していた。
ここで中国で旅行するときに困ること二つ目が登場する。
中国、外国人が泊まれるホテルと泊まれないホテルがある問題である。
なんでも中国では外国人を宿泊させるのに特別な手続きが必要らしく、その手続きに対応していないホテルは外国人を泊めることができないらしい。
そして厄介なことに、この外国人が泊まれるか泊まれないかはネット上に明確な情報がないのである。
これを確かめる一番確実な方法は、ホテルに電話をかけて外国人が泊まれるかどうかを尋ねることなのだが、そもそも中国語が不自由な外国人が中国語で電話をかけないと確かめられないというのが大変この問題の根深いところであると言える。
で、電話がかけられない外国人がどうやって自分たちが泊まれる宿を探すかというと、booking com(これについてはまた後日書く)などのホテル予約サイトで気になるホテルのページを開き、中国人以外の宿泊客のレビューがあるかどうかをみて、中国人以外のレビューがあれば外国人が泊まれる、と判断して予約するということが多い。
私も長沙のホテルはしっかり休みたかったからこのbooking comを使って調べたのちに、ホテルにメッセージまで送って、外国人が宿泊できるか否かをしっかり確認して予約した。
長沙に着いたのは午後6時過ぎ。
予約した宿にたどり着きホッとしてパスポートを出してチェックインしようとしているとなんだかホテルのスタッフの様子がおかしい。
「お客様、当ホテルは外国人は宿泊ができません。」
な ん だ と ! ! !
スタッフのお姉さんの口から出てきた言葉が私の聞き間違えであることを祈るも、
追い討ちをかけるように隣の男のスタッフさんが、
「こちらお返しします」
と渡したパスポートを返してきた。
「ちょ、ちょっと待ってください。先日外国人が泊まれるかどうかそちらに問い合わせて、可能と言われましたよ。」
私は大急ぎで自分が送ったメッセージとホテルの回答を二人のスタッフに見せたところ、
「それは間違えです」
とさらっと言われてしまった。
んな大切なこと、間違えてんじゃねーよ!
ああ、なんということでしょう。
時刻は7時。
そろそろ暗くなるのにこれから大量の荷物を持って宿をどう探せというのだろうか。
泣きそうだ。
こんな時に呑気に、
「ホテル着いたー?」
と微信をよこしてきた母親にイライラして宿泊を断られた旨を送ると、
「ここなら泊まれるんじゃないのー?」
と一泊五千円とか六千円とかのホテルを送ってきた。
冗談じゃない。
そんないいホテルに泊まるならもっとゆっくりできるときに泊まるわ。
どんどん外が暗くなっていくのが怖くなってきた私は、かたっぱしから近くの許容範囲内の価格帯のホテルを検索して普段なら絶対にかけない電話かけて、ホテルを探す。
「外宾可以吗?」(外国人泊まれますか?)
電話をかけるも、答えは「ダメ」
ひとつだけオッケーなところもあったけど、そこはその日はホテルの部屋がないらしい。
目に付いたホテルに入って聞いてみるもこちらも全てダメ。
時間は刻々とすぎる。
8時半になった頃にはすでに野宿を覚悟し始めていた。
駅で寝よう、もう歩くの疲れたし
と、その時一軒のホテルが視界に飛び込んできた。
ああもうこれで最後にしよう。
ここがダメだったら諦めて駅で寝よう。
というわけで入ってフロントのお姉さんに
「外国人泊まれますか?」
と聞いてみると…
「いいわよ!」
しかしここで喜んではいけない。まだ問題が残っている。
「今日まだ部屋がありますか?」
「あるわよ」
よっしゃああああああ!
てなわけでなんとか野宿を回避した私は喜びとともにチェックイン!
嬉しすぎてそのホテルの名刺は今でも大事に持っているよ。
棗庄にいたころ、同居人とか殷くんや張くんの後ろに隠れてとにかく中国語を話したり、自分で問題を解決することから逃げ続けていた私が自分でイレギュラーに対応できた初めての出来事がこの長沙でのホテル探しだった。
これに調子に乗った私がさらなる無茶を繰り広げて痛い目に合うのは、また別のお話。
それではみなさん、今日も一日頑張っていきましょう!