紋浪ちゃんの覚え書き

気になることとか拙い和訳とか

安らぎの大理(ただし豪雨)

 

にーはおにーはお。

私です。最近事あるごとに山東人に酒で潰されてる私です。

あいつら半端ねえよ。人間じゃないって。

 

 

さてさて。

 

「土山、旅行記なげたな!」

 

って言われそうなんですが、私はやると言ったらやるやつなんだぞ!

ちゃんと書くよ。

 

じゃあ早速行ってみよう!

結構前になるけど前回。

 

 

石林を堪能した私。

大満足でおねんねした次の日は早朝からチェックアウトして呼んでもらったタクシーに乗り込むよ!

 

昆明から大理までは高鉄があるから高鉄で行く。

ちなみにこの先は高鉄がなくなるから汽車もしくは長距離バスでの移動になるよ!

 

この日はいつも通り1時間の余裕を持って高鉄の駅に着いたのに、出券の窓口がとにかく混み合っててあっという間に30分が経過。

一向に進まない列。

 

じじばばがゆっくりゆっくり窓口の人と話しながらゆっくりゆっくり切符買ってる。

 

おいおい、このままじゃ電車逃しちまうぜ…。

 

ちなみに、もしこの電車を逃すと向こう三日は大理行きの列車が売り切れだったから強制的に昆明にいることが決定してしまう。

そうなるとこの先予約している大理麗江シャングリラ全ての宿がパーになる。

 

おそろしいね!

 

ということで、のこり20分を切ると私は半泣きになってしまった。

 

半ベソかいてしょんぼりしてる女の子を中国人がほっとくわけがない。

 

「ちょっとあんた!どうしたのよ!」

 

隣の列のおばさんが声をかけてきた。

 

「大理のチケット予約したんだけど、あと20分で出発なの。でもこんな行列で」

 

「私が手伝ってあげるから自動発券機を使いなさいな」

 

「私は外国人だから、自動発券機は使えないの。」

 

「ええ!そうなの!?

ちょっとー!この子あと20分で電車出るんだってー!外人よー!早くしたげて!」

 

とおばさんが絶叫。

 

私は石林に続いてまたしても盛大に割り込みして切符を手に入れた。

 

かけよっておばさんにお礼を言いに行くと、

 

「快点儿走吧!(さっさといけ!)」

 

と怒鳴りつけられてしまった。

 

私はおばさんの最後の言葉(死んでない)に従い、あらん限りの力を使って走り出す。

 

そんな私の目の前にそびえるのは切符と身分証検査の長蛇の列。

 

電車が出るまで時間がない私がこんな列に並んでいては確実に電車を逃してしまう。

 

私は考えた。

 

このまま列に並び奇跡を祈るかそれとも…

 

視線の先には障害者専用窓口。

 

どうせパスポートを提示しなければならないなら、外国人であることを使えばいい…。

最低だけど背は腹には変えられない。

 

私は外国人!中国語は読めないんだ!

 

という根性で、堂々と人のいない窓口へ走り出す。

 

ここは健康な人はダメだと言われてるのはわかっていたけど、キョトンとしてパスポートを出すと、諦めたように通してくれた。

 

本当にゴミ野郎だと思う。

帰国したら募金したりする。

今回の過ちをどうぞお許しください。

 

 

てなわけで私はなんとか大理行きの電車に乗り込んで死んだように眠っていたら大理についた。

 

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この写真は大理から出て麗江に行こうとしてた時撮った。

 

私が大理についた日はとにかく大雨で、外を歩けたものではなかった。

ドミトリーまではバスを乗り継げば行けるようになってたんだけど、あまりの豪雨に急遽タクシーに変更。

 

適当なところで適当に拾ったタクシーにさっさと乗り込んだ。

 

運転手さんは陽気な人で、ドミトリーに着くまでの40分間くらいひたすら喋り倒した。

 

上海にいた頃はとにかく中国人がいきなり話しかけてくるのが怖かったけど、、方言しか喋らないQちゃんの親戚、長沙のおしゃべりな同室のおねえさん、武陵源のバイタクのおっさん、そして桂林の悪徳ガイド(まだ恨んでる)、をやり過ごして来た私に死角なし。

 

「いやー!俺外人なんて載せたの初めてだわ!」

「初めての外人が私なんてあなたはとっても幸運だな!」

 

などと軽口叩いてるうちに宿に到着。

 

今回の宿はこちら!

 

一泊50元!

安いよねー。

 

部屋はこんなかんじ!

 

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このブログでみんなもそろそろこの二段ベットが部屋に詰め込まれてる光景に慣れて来たんじゃないかなぁ!

 

タクシーのおっさんとのおしゃべりやら、早朝からの移動で疲れたやらで疲れ果ててたしはチェックインするなりベッドに倒れこんで眠った。

 

2時間ばかりすると目が覚めてムクリと起き上がって出かける準備。

 

この頃になると宿に到着するなり倒れこんで2時間ほどねむりこけるのが一つの習慣と化してきていた。

 

昼寝から起きた私は冬眠明けの熊のように食い物を求めてのそのそと外に出て適当な食堂に入って、適当に注文。

 

とにかく激烈に腹が減っていたので、なんでもいいから食べたかったのである。

 

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中国ではありきたりの料理なんだけど、これが予想外にすこぶる美味しくてびっくりした。

 

今回本当にいろんなところに行ったけど街の雰囲気なら今回の大理。

 

そして陽朔

が一番好きだった。

 

なんてったって古城の中をウロウロするだけで楽しい。

 

いろんな店があって、

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こんな店があったから、

母親に写真を送ってあげたら、テーブルクロスを欲しがったので買った。

 

ただ、母親がほしがるのもわかる。

大理は、白族と呼ばれる少数民族のいる町なんだけど、売ってるものもなんだか中国と違って異国情緒というか東南アジアの感じも混ざっててすごく面白くて可愛い。

 

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あまりに綺麗だったからたくさん買ってしまったところ、店の人に顔を覚えられてしまった。

 

で、そのままその店を後にしてふらふらして楽しく散歩してたらいきなりの豪雨。

 

傘も持ってないのに叩きつける豪雨で濡れ鼠になった私は泣きそうになりながら駆け出したんだけどドミトリーまでは遠いし行くあてなどない。

 

そんな時いきなり、

 

「おいで!こっち!」

 

とさっきのお店の人が叫んでくれた。

 

「こんな雨の中走ってたら風邪ひくよ」

 

と店長のおばさんがお店の中に入れてくれた。

 

外はざんざん雨が降ってて雨の音を聞きながらおばさんの出してくれた椅子に座って一休み。

 

「ほらほらこれ飲みなさい」

 

とおじさんが熱いお茶を入れてくれた。

 

なんだか心がじんわり熱くなってしまった私は泣きそうで、馬鹿の一つ覚えみたいに「谢谢」を繰り返した。

 

雨はなかなか止まなくて、おじさんとおばさんは私に気を使ってか平常運行なのかよくわからないけどいろんな話をしてくれた。

 

雨が止んで店を出る時、

 

「あんたの顔もう覚えたからね!次来る時も必ずよりなさいよ。安くしてあげるんだから」

 

と言ってくれてすごく嬉しかった。

 

土砂降りの中を膝まである水たまりを死にそうになりながら渡ってドミトリーについてその日はシャワーを浴びておしまい。

 

 私が寝ようと布団にくるまった頃にはまた雨が降り始めていた。

 

明日には天気が良くなることをひたすら眠りについた私の翌日の大理観光紀はまた次回。

 

それではみなさんさようなら。