にーはお。
河南省なうの私です。
旅に疲れてる紋浪です。
さてさて、今日もバシバシ書いていきます。
前回
シャングリラにたどり着いた私。
街をぶらぶら歩いた。
色使い、そしてどこにも必ず併記されてるチベット文字が、この場所が漢民族ではなくチベット民族の場所であることを教えてくれる。
ぼんやり歩いてたらこんなのが目についた。
ヤクという山ヤギのミルクとヨーグルトである。
こんなところで乳製品なんて食べて大丈夫だろうか…とも思ったけどもう一度気になってしまったらしょうがない。
好奇心に勝てずに購入。
ミルクは甘くて優しい味がして美味しかったし、ヨーグルトはプルプルしていてスッキリしていた。
そしてこの日の夜ご飯は、
そう!
ヤク鍋!
ヤクのお肉がたくさん入ったお鍋。
一人旅をしているととにかく毎日麺か、ご飯になにかばっか買ってる料理かどちらかになるんだけど、この日だけは贅沢した。
1人で2人分のお鍋を頼んでガツガツ食べた。
ヤクのお肉は臭みもなくて美味しかった。
この旅行で食べたものの中でもかなり美味しい部類に入ったような気がする。
で、この日はゆっくり眠って次の日がシャングリラ本番。
この日の目的地は、チベットのお寺、ソンツェリン寺。
中国でもポタラ宮の次に大きなチベットのお寺であるということで向かう。
おお、見えてきた!
奥に見えてる金色に眩しいお寺こそが目的地のソンツェリン寺である。
お寺に参拝するその前にお寺の周りのハイキングコースを散歩した。
この日はいい天気で、標高3000メートルの空気は真夏なのに春のようにひんやりとしていて気持ちが良くて。
緑いっぱいの道を、
途中ヤクを見つけながらゆったりと歩いた。
とにかくこの旅行。
ずっとずっと人混みに揉まれたり、長蛇の列に並んだりの連続だったけどシャングリラは人が少なくて、本当にゆっくりしたいい気持ちになった。
あまりにも気持ちがほぐれていくからなんだか自分でも不思議になって、
「ああ、ここが世界の果てか。」
などと感傷に浸ったりしてバックパッカーらしいことをして喜んだりした。
リラックスしすぎた私は自撮りでも目を瞑る。
なんで私がこんなところで自撮りしてるのかというと、
ここから見えるお寺がすごく綺麗だったからなのだ。
そんなわけでしばらくここにあったベンチに座り込んでスマホをいじるでもなく本を読むでなくぼーっとしていた。
で、そのままゆっくりゆっくり歩き出してお寺に参拝。
この入り口から、
こんな階段を延々と登っていく。
途端に呼吸が苦しくなった。
そう、ここは標高3000メートル超えているのである。
走ったり、階段を登ったりするとすぐに息が苦しくなってしまう。
周りの中国人もなんだか苦しそうだ。
でも、こんな素敵な写真も撮れた。
息苦しくて喘いでる観光客の横をスタスタと慣れた足取りで抜き去っていくチベット仏教のお坊さん。
みんな筋骨隆々でいい体をしている。
ゼハゼハいいながらようやく頂上にたどり着いた。
垂れ幕と言うのかなあ?
黒い布に見たこともない白い文字が刺繍されていて異様な空気。
中にはいることはできたんだけど、密教のお寺ということで中は真っ暗。
ギリギリ足元が見えるか見えないかというところ。
どの観光地でもうるさい中国人もこのお寺の中ではやたら神妙な顔をしている。
お寺の中は撮影厳禁だったので残念ながら写真はない。
お坊さんがお経を唱えてるところにお布施の箱があったから10元札を入れたところ、数珠を握らせてくれた。
どうやらお布施をしたらくれるらしい。
すぐに壊れそうな作りだったから大切にポケットにしまい込んだ。
このお寺は本当に不思議な場所でいるだけで心が静かになって何も考えたくなくなる。
本当に静かで、ゆったりとした場所で何にもしてないのにぼんやりと過ごした。
その日はそのままタクシーで宿に帰って疲れていたのか、3時間くらい眠った。
で、起き出したらもう夜の7時だったし猛烈に腹が減ったのでのそのそもそもそと布団から出て食べ物を探しに行った。
で、色々考えた結果またしても麺を食べることになった。
ただ、この日入った店はやはり今まで行った店とは雰囲気が違った。
やはりチベット風の飾り付け。
そしてここで食べた麺がこれ!
これが本当に本当に美味しかった。
今回の旅行でほぼ毎日麺だったけど、麺の中ではぶっちぎりの一位だった。
8日ごとオーブンにぶっ込んで作られたような熱々の麺をハフハフしながら食べているあの瞬間、私は世界で1番幸せな人間だったと思う。
そんなわけで、たっぷりとシャングリラを謳歌した私は、次の日の大移動に備えてさっさと宿に戻った。
そう、その大移動こそがこの度を締めくくる46時間の最後の峠である。
てなわけで、次回はシャングリラから北京まで私がボロボロになりながらたどり着くまでのことを書いていくよ!
そんなわけで皆さん今日はこの辺で、おやすみなさい。