今日、スマホの中から、マイナビ、リクルート、キャリタス就活のアプリを削除した。
中国でインターンが決まってて今年就活をしないことは二回生の終わりに決まってたくせに、
私はこの3つのアプリを毎日開いては私を受け入れてくれそうな会社を探してた。
でも、その全て今日終わりにしようと思う。
私は2018就活から今日限りでサヨナラしようと思う。
就活のことを考えるとどうしようもない気持ちになる。
私は浪人してるから高校の同級生は社会に出て行く2018年、大学の同級生は社会に羽ばたいて行く2018年。
それなのに私だけ大学三年生に立ち止まっている。
おいおい、それでいいのかよ。
いろんな人にそう言われた。
「無理して行かなくても社会人になってから行っても…」
親ですらそんなことを言って渋ってた。
でも、どうしてもいきたかった。
だから行くことにした。それだけの話である。
元々何かを強く望む性分ではないから、自分の中にこんな大きくて制御不可能な欲求が眠っていたのか…と驚いてしまった。
どうしてそれなのにこれまで3つのアプリを開いて就活の情報を漁っていたのか今日一日考えていた。
夜眠れない時、マイナビの検索エンジンに地元の地名を入力して検索を繰り返したのはなぜ?
忙しいのにディスコの主催する就活イベントに出かけたのはなぜ?
多分その全てが姿の見えないぼんやりとした不安からだったんだなあと思った。
同級生と2年も遅れる自分。
その現実が自分でも思ってないくらいに大きかったんだと思う。
でも辞めよう。
こんなことしてる暇があったら何回でも向き合おう現代漢語辞書に。
きっと運命が私の味方ならばきっと後で未来はひらけてくるはずだと信じた方がいい。
こんな考えになったのは、バイト先の19歳の中国人留学生の女の子のある一言が原因だから、最後にその言葉を紹介したいなあと思う。
どうして、日本に留学に来たの?
という私の質問に対する彼女の答えがこうだ。
「故郷では、私の留学を逃避だという人多い。
今の中国で大学出ても職がなくて、でも私は頭悪くていい大学に入れない。空気は汚くて経済も行き詰まってるよ。私中国に帰りたくないよ。でも、それよりも私はきたいからきたんですよ。この留学が終わって日本にいられなくても、中国に帰って仕事がなくても後悔はないです。後悔するなら最初から来なかったと思う。」
そう。彼女は私よりも3歳も若いのに強い。
強靭にしてしなやかに現実と戦ってる。
彼女は目の前にある毎日を一生懸命ほんとうに頑張って生きていて、和菓子の職人として京都で働きたいという夢をがむしゃらに信じてる。
そんな彼女と比べて私はなんとまあ臆病で打算的なことか。
頭の中で、大学生活も就活も総取りできないと不安、と考えた自分に気がついて、自分ってこんなに弱かったっけ?と思った。
毎日を生きることに死力を尽くしたい。
死力を尽くして今日を終えて明日も死力を尽くして戦う、そんなふうに未来に打って出れば、こんなにも臆病に芯がブレることはないんじゃないだろうか。
そう、現代世界は暗い。
日本の未来も暗い。
ツイッターとかメディアはそんな言説に溢れてる。
でも、多分それはいつの時代も同じで、もしも世界恐慌のときの日本人に私が会えたとしても多分おんなじようなテンションで未来と向き合っている気がする。
だからね、私が言いたいことは一度全部サヨナラしよう。先のことを考えたら負けっていうゲームを自分で始めよう。
リクルートさん、マイナビさん、キャリタスさん、今までありがとうございました。
私、あなたたちとサヨナラしたいと思います。
そう、このことをいつか後悔するかも。
みんなと違う道を選んだことをやり直したいと思うかも。
それでも、その全ての責任は今日2018就活から降りた私の責任だ。
たった一年だけ、中国人の友人みたいに目の前の現実だけ見て生きていこう。
その先にあるのが地獄でも、辿った道をまるごと肯定して誇れるような人間に、この人生が終わる時になっていたいのだ。