にーはおにーはお。
私です、紋浪です。
棗庄に帰ってからというもの暇と孤独と食欲を持て余して食べ歩きを始めました。
デブ一直線ですね。
最近就活しようと思って就活本を読んでいたら、女子はまず痩せなさいと書いてあって、
デブには職もねーのかよ!
と思いました。
私が政治家になった暁には日本にデブの人権を確立させたいと思うのでその際は皆さん是非清くても濁っててもいいから一票ください。
よろしくお願いします。
そんなデブ…じゃなくて私の戯言は置いといて、桂林の話な。
この日はなんと7時半に来るはずの迎えが7時10分にやってきた。
それも7時に電話ががかかってきて、
「今日迎え7時10分になりましたよー」
おいこら!
私ラピュタでそんなシーン見たことあるぞ!
40秒で支度しな!
ってアレだ!
てなわけで、大急ぎで支度をして外に出るとバスが来ていたので乗り込む。
バスはいろんなホテルによって、
50人乗りのバスがいっぱいになってスタート。
バスの中うるせえ!
ちなみにこの日は中国人49人と私1人。
外人ツアーに乗ればよかったなあ…と少し後悔した。
(だいたい中国人ツアーの二倍くらいのお金を払うと英語ガイドのつく外国人ツアーに乗れる。
マナーがいいし静かに回れるらしいが、私は英語がダメなのと貧乏人なので現地人ツアーを選択した)
隣の人が殻を撒き散らしながらゆで卵を食べているのを横目に私は静かに目を閉じた。
そうこうしてるうちに最初の目的地に到着。
最初に着いたのはこんなところ。
謎のロボットの巨大な像。
トランスフォーマーかなあ?
この山の景観を著しく害しているように見えたんだけど、他の中国人には馬鹿受けでみんな大喜びで写真を撮っていた。
で、バスに乗り込んでまた10分くらい走って下された。
今度は景色のいい道をどんどん歩いていく。
あくせく歩いてる横を欧米人のパリピ軍団が楽しそうに自転車で通り過ぎて行ったのをみて、
なんだこの差は…
という気分になった。
本当桂林行く人ツアー選びには気をつけようね!お姉さんとの約束だよ!
まあそんな感じでぼーっとしてたら、
「ぼーっとしてんじゃねえ!さっさとあるけ!」
と、看守…じゃない。
ガイドのゲキがとぶ。
もう帰りてえ。
って気分になるね。
で、汗だくになり歩くこと20分くらい。
なんだか目的地に到着した。
そう、またしても鍾乳洞。
船に乗って入っていくと、
この記事で出てきた鍾乳洞と同じようにカラフルなライトアップ。
このライトアップ、せっかくのすごい鍾乳洞なのにすごくちゃちく見えるからやめた方がいいと思うんだけど、やはり周りの中国人は大喜びでバシャバシャ写真とってたから、
感性が違うのだなあ、と思った。
で歩いて行ったらいきなり売店にぶち当たった。
そしてこの売店を抜けるとさっきの調子で鍾乳洞が続く。
よくもまあ洞窟の中をくりぬいて土産物屋を作ったもんである。もう発想が斬新すぎてついていけん。
洞窟から出ると、写真を売りつけられた。
いや、いつ撮ったんかーい!
って感じだ。
ぶ、ブルゾン…と思わず自分で思ってしまった。
なんだこのドヤ顔みたいな最高に腹立つ表情は!
そういや去年の落研の合宿ではブルゾンちえみならぬモンローすみかをやったなあ…
ベトナムで買ったアオザイきて後輩男子と。、こんときもベロベロに酔いつぶれて吐いてたなあ。
みんな元気だろうかねえ。
会いたいなあ。
で、感傷に浸ってたら集合時間が迫ってた。
また20分かけてさっきバスを降りたところまで戻らないといけないんだけど、前方にガイドがいたのでついていくことにした。
しばらく歩いてたら、いきなりガイドが振り返って、
「あんたも早く来なさいよ!」
と怒鳴りつけて、
自分はバイクタクシーに乗って行ってしまった。
おい!
てめえこの野郎ガイドだろ!
そんなガイドがいるかー!
周りの観光客もどんどんバイクタクシーにまたがって行く。
しかし、私は
この時から二度とバイクタクシーには乗らないという誓いを立てていたので、
仕方がないから全速力で走ってバスにたどり着いた。
「おそかったわねえ」
とダルそうにいうガイドを張り倒してやろうかと本気で思ったが、そうもいかないので無表情で乗り込む。
また1時間ほど走って次にバスが止まったのはレストラン。
昼ごはんは桂林の名物の竹筒を使った炊き込みご飯だった。
ガイドに腹を立てていた私もこれが美味しくて美味しくてすっかりご機嫌になってしまった。
本当に美味しかったなあ。
そしてご飯が終わればいよいよお待ちかねの川下り!
船は6人乗りということで中国人の四人家族に混ぜてもらって乗ることになった。
家族写真を撮るのを手伝ってあげたりしてすぐに仲良くなったよ!
いざ乗船!
しばらく乗ってると景色が見えて来た。
そして、20元札にもなってる有名な景色がこちら。
船から降りて20元札と写真も撮ったよ!
疲れ果てて顔が死んでるのは無視してくれ。
船から降りて、家族の人たちと話したところ、
その人たちも今日は桂林に帰らずに陽朔で泊まるという。
でも、その陽朔につれていってくれるはずのガイドとバスが見当たらない。
家族づれのお父さんが電話をかけたところ、ガイドは離れたところで待っているというので、
そこまで歩いていくことになった。
中国人家族二世代と私の計8人。
ぞろぞろ歩いてガイドの指定した場所に行くと、
おしゃれな喫茶店でのんきにコーヒー飲んでた!
船から降りたらバスで陽朔に連れて行ってもらえるはずだったのに、これはどうしたことだろうか。
他の中国人のやりとりを聞いていたところ、
あのバスに乗っていたあと40人くらいの中国人がいま船に乗っていてそれを待っていたらあと3時間はかかりそうだ。
自力で陽朔まで行った方がいいだろう。
とガイドが言ったのに対して私だけじゃなくて中国人も絶句。
いやいや、陽朔まで連れていくって言ったからこのツアー選んだのにー!
とんでもないハズレをひいたなあ。
と呟いた中国人のお母さんの言葉に私は自分の感覚が間違えではなかった、と若干ホッとした。
まあ、ガイドによれば陽朔までバス停からバスに乗って30分程度だからここで3時間待つくらいなら先に行った方がいいというのは的を得ているといえば得ているので私たちは自力で陽朔に行くことになった。
道中、ガイドの悪口や不平不満を言いまくる中国人に私が親近感を持ったことを言うまでもない。
てな訳でガイドと違って親切な中国人の家族たちに助けられながら私はみんなでバスに乗り陽朔を目指した。
予約していたホテルまでの道は一本道だったから、陽朔のバス停で私はみんなとお別れしたけど、彼らは最後まで私のことを心配してくれて、本当にありがたかった。
もしも彼らがいなければ私はあの悪徳ガイドと3時間待ち続けるしかなかったと思うし、本当に感謝してもしきれない。
でも、ガイドはダメだったけど桂林の名所はとりあえず回れたし、親切な人にも出会えて陽朔にもこれだから取り敢えずは良しとしようかなあ、となんだか爽やかな気分で陽朔に降り立った私の話はまたまた次回に続くのである。
おやすみなさい。