紋浪ちゃんの覚え書き

気になることとか拙い和訳とか

中国で新しいスマホを手に入れた話

 

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中国二日目である。

今日もとにかく歩き回った1日だった。

 

まず、朝から在留届を出しにホームステイ先のお父さんと一緒に公安へ。

 

物々しい雰囲気の中国の公安。

お父さんが言うには、公安になるには大学院まで出ないといけないとか。

日本では現場たたき上げのイメージの警察官だけど、中国ではエリート集団のようである。

 

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「事件は会議室で起きてるんじゃない!

現場で起きてるんだ!!!」

 

などと頭の中の織田裕二が絶叫した後で、粛々と手続き。

ガランとした部屋の中に椅子が1つだけあって、透明の壁越しに公安の人とお話しすらのはなんだか悪いことをした人になった気分になっていたたまれなかった。

 最後に自分が座ってた椅子を元あった場所に片付けていたら、「やっぱり君は日本人だね」とそれまで能面だった公安のお兄さんがニコニコしてくれたギャップに思い切り撃ち抜かれて手続き終了。

 

そしてその後少し休憩してから、これから1週間通う学校へ。バスと地下鉄を乗り継ぐこと1時間弱で学校へ到着。

 

ここでの授業や学校について詳しくかくと今日の記事が長くなりすぎるからこれは後日に回して、

 

今日の一大イベントは、ずばり。

 

中国での携帯購入

 

これ。

 

学校のスタッフさんと一緒に北京の街中の携帯屋さんへレッツゴー。

 

なぜ私が携帯を買わないといけないかと言うと、

中国では携帯の番号がないと長期の在留届が出せない、銀行口座が開けない、などなど様々なことに制約がかかってくるので携帯の番号がとても大切。

 

私の場合は山東省での在留届に携帯の番号が必要ですよ、と公安に言われたので速やかに手に入れる必要があった。

 

でも、その電話番号つきのSIMカードを入れるためのiPhoneは昨日お釈迦になった。

 

 

故に私は携帯を購入しなければならず、

頼もしい中国人スタッフと一緒に携帯購入を行うことに。

 

これから先中国で携帯買う人、よっぽど中国語に自信がない限りは、

ぜったい中国人と一緒に行った方がいい。

 

スマホ関連のわけのわからない単語がガンガン出てくるし、拙い中国語に付き合ってくれるほど携帯売り場の店員さんは優しくないし暇でもない!

 

 

 さらに、中国のスマホの値段は上から下まで本当にピンキリ。

 

安いものは400元(6000円くらい)

アイフォンが一番高くて、9000元(14万円くらい)

 

携帯売り場で変に自分の中国語を試そうとするととんでもない買い物をする羽目になるから、ここはぐっとこらえて中国人に助けてもらおう!

 

私は中国にいる期間しか使わないと割り切って、二万円以内で機種探しを開始。

 

中国人のお姉さんと店員のおじさんとが激烈な交渉をしているのを呆然と見ていて、

いつかこういう風に自分で中国人と交渉したいなあ、などとのんきに考えていたらいきなり目の前にスマホを何台も並べられて、どれがいいの!?

 

と迫られてあたふた。

 

Huawei の16GBの機種か、

KONKAという聞いたことないメーカーの32GBの機種か散々悩んで、

 

せっかくだから全く知らない機種を買ってみよう、と購入。

 

この機種、GBやスペックの割にやすい理由に日本語入力対応でないことと機種内の日本語表示がないということがある。

 

機種内は全て中国語オンリー。

 

だから先ほどまで私は泣きそうになりながら日本語入力のキーボードのダウンロードの仕方を中国語の説明書と格闘しながら探さなければならなかった。

 

そんな苦労の末に手に入れた機種がこちら。

 

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なかなか綺麗で気に入っている。

 

値段はカバーとシールつきで888元。(15000円程)

 

これに1ヶ月60元ほどで5GBの通信と108分の電話をつけた。 

 

 帰り道はもう携帯を手に入れたから安心してしまって、バスを間違え電車を間違え散々なことになってしまったけど、とにかくわからないことがあったらすぐ調べられるという安心感はものすごい。

 

それも異国ならば尚更。

 

さらに、携帯番号を手に入れたからこそ、

中国で口座を開いたりいろんなことができるようになるのが嬉しくて仕方がなかった。

 

これからまた口座を開いたり、電子マネー契約をしたりゼロだったところから少しずつ中国で生きる基盤を広げていけるのが本当に楽しくて嬉しい二日目だった。

 

明日もどんなことがあるのか想像がつかないけど、きっといい1日になる気がする。

 

不意に舗装の荒い道に靴のヒールを取られて派手にこけたとき見上げた北京の空は青かった。