にーはおにーはお。
私です。
10月になり旅行の記憶がいよいよ無くなりそうなので早々に決着をつけることに決めたわたしです。
紋浪です。
さて、前回
大雨の中やっとこさ帰り着いた私。
天気になることを願って眠りについたものの、祈りも虚しく起きたら大雨だった。
というわけでげんなりしながら起きて朝ごはんを食べて出かける。
朝ごはんはいつもどおり麺。
もうやだよ。
で、目指すのは大理のシンボル三塔!
まあもともとは午前、大理の名所の洱海という湖を見に行こうと思ってたんだけどこの豪雨では風景も見えないし、透き通ってるという水もにごってるぞ、と食堂のおっさんに言われたので今回は諦めた。
で、三塔に行こうと思ったんだけど、調べたら宿から5キロと出てきた。
バスで行くこともできるらしかったけど、ここまでくると感覚がバグってた私は、
「5キロか!徒歩圏内だな!」
と思ってトコトコ歩き出した。
で、まあ傘をさして雨の中びちょびちょになりながら歩いて行く。
なんだか民家のある路地をひたすら歩くとなんか見えてきた。
で、なんとか入り口にたどり着いて公園の中に入ってしばらく歩くと、いきなり飛び込んでくる三つの塔!
ああ、天気さえよかったらなあ…(しつこい
まあせっかくきたということでこの上にあるという寺も見て行くことにした。
ここからはひたすら階段を登って、登って登って登って
こんなの
を数え切れないほどくぐってくぐって、
疲れ果てた頃にようやく頂上。
頑張って登ったからたくさんお願いした。
で、そのあとはまたヒイヒイ言いながら降りてきてお腹が空いたから饅頭をたべた。
お腹が空いてたからかなんなのかわからんけどとにかく美味しかった記憶がある。
で、そのままダラダラと歩いて帰ってきて宿に帰り着いてちょっと寝て、また昨日の古城をうろついたりして帰ってくると、止まってたドミトリーのおにーさんが、
「ご飯食べた?」
と聞いてきた。
「まだー!」
と答えると、
「一緒に食べましょうよ」
とおばさんが言ってきたのでありがたくご一緒させてもらうことにした。
雲南料理と思ってたら、まさかの東北料理らしい。
ドミトリーの大家さんのご家族は陽気で楽しくてこちらの下手くそな中国語も嫌な顔一つせず聞き取ってくれた。
で、楽しくご飯を食べてさっさと寝ようとする私に、ドミトリーのお兄さんが
「せっかく大理にいるんだから夜の古城を見に行くべきだ」
と言ってきた。
まあ自分が出不精でだらしないめんどくさがりやだという自覚はあるので、まあ物は試しということでお兄さんに綺麗な場所を聞いて、行ってみることにした。
外に出る頃はすっかり暗くなっていて少し歩くのが怖い。
でもしばらく歩くと門が見えてきたよ!
なんだかタイムスリップしてしまったみたい。
そしてあったかい光に包まれた街が視界いっぱいに広がる。
一枚一枚が絵みたいだよね。
同じ夜の街だと、陽朔
が思い浮かぶんだけど、大理の特徴はとにかく涼しくて静か。
陽朔はもはやカオスだったけど大理はなんだか中国じゃないみたいで涼しくて静かで不思議な空気のある街だった。
で、ぼんやりと歩いてると綺麗な天然石のアクセサリーを売ってる屋台があったから入ってみると、いかにも現地人な怪しいお兄さんが話しかけてきた。
「うーんどうしようかなあ…」
と小さな声で呟くと、
その辺なお兄さんが
「ちょっとまって。日本人?!」
と流暢な日本語で話しかけてきた。
どうやら私がどう見ても怪しい現地人、と判断した目の前のお兄さんは日本人らしい。
お兄さんはバックパッカーで一年の半分をインドで過ごし、残り半分を大理で過ごしているらしい。
インドで仕入れた天然石を大理で加工して売ってるというお兄さんは、大理に来て6年目らしい。
お兄さんの作ったというアクセサリーやらストラップは全部すごく綺麗で私はストラップが欲しい!とうるさく言ってた母親を思い出して一つ買うことにした。
本当に中国行きを決めた当初は血相変えて反対していたくせに、
今ではバックパックしてる娘にあれこれ特産品を調べてお土産頼むようになった母親の手のひら返しぶりには呆れるばかり。あっぱれである。
お兄さんは呑みにでも行こうと誘ってくれたけど、次の日の麗江行きの切符をすでに抑えていたので断念。
次に来たらまた声かけてな!というお兄さんとお別れして歩いてドミトリーに帰った。
で。次の日朝早くから駅に行かないといけなかった私はドミトリーのお兄さんにタクシーの手配を頼んでその日は早めに眠りについた。
大理は夏なのに涼しくて、異国情緒があってとにかく素敵な場所だった。
別に観光なんてしないで何日もダラダラいて散歩するような過ごし方をしてもいいと思う。
中国を旅するなら休憩場所にするのに最適な場所。
大理がこんな素敵な場所だとわかってたらもっとたくさん滞在日数をとって贅沢に過ごしたかったんだけど、学生貧乏旅行そして時間がない私は大理とはこの日でお別れ。
次の日はさらなる高地麗江に向けて出発だ!
穏やかな大理と比べてこの度で一番のハードなトラブル続きだった私の麗江の話は次回に続くよ。
それではみなさんおやすみなさい。