紋浪ちゃんの覚え書き

気になることとか拙い和訳とか

あと27日。

 

今日の記事は全部弱音です。楽しいないです。

 

 

 

とにかくしんどい。

今すぐ棗庄から出たい。

 

他の中国に留学してる友達はもっと旅行してて、友達もたくさんいて楽しそうだ。

この学校の韓国人集団だって旅行したり仲間がいる。

 

もうつかれた。

しんどい。

 

HSKが終わってから1週間。

 

ここ三日は中国は連休。

それなのにずっと私は棗庄の下宿に引きこもっていた。

 

親とか友達は、旅行にいけ。

 

といってくれたけど、ダメだダメだ。

今そんなことしたら頑張れなくなる。

 

自己中な同居人は今日も部屋で何かに怒ってる。

そしてなぜか泣いてる。

自分がどうして怒ってるのか、どうして辛いのか、なんか言ってるけどもう聞くのやめた。

もうつかれた。

 

 

正直、「ふざけんなよ」と思ってしまった。

 

 

なんでお前が泣いてるんだ。

泣きたいのは私なんだ。

 

だってそうでしょ。

言葉が通じない外国で、

日本人の友達は1人もいなくて(倫子さんたちは先輩であり先生)、

毎日なんにも思う通りにいかなくて、

 

それでもなんとかして頑張ろうとしてるのに、

どうしてあんたの悲しみや怒りまで受け止めないといけないんだ。

 

私はブラックホールじゃないんだぞ。

あんたが吐き出した怒りや悲しみは私の中に溜まっていくんだ。

 

私だって泣きたいこと怒りたいことがたくさんあるんだ。

何にもうまく言葉にはできないんだけどさ。

 

 私は同居人が好きだ。

 

色々問題はある子だけど、

この子がいなかったら、私の中国語は伸びなかっただろうし、

中国のことをここまでわかることも出来なかったと思う。

大学の図書館で読んだ中国の現代若者論の本や論文なんかより同居人ははるかに面白い観察対象だとも思う。

 

そして何より私は感情豊かな人間が好きだ。

まるで落語の中にいる人みたいに毎日怒ったり笑ったり泣いたり。

喜怒哀楽がわかりやすくて、嘘偽りがない純粋さがあってとても魅力的な人だと心の底から思ってる。

 

でも、圧倒的な孤独の前では同居人の小さな違和感が簡単に大きなストレスになってしまう。

 

悪いのは私だ。

私に余裕がないのが悪いんだ。

それは承知の上だ。

 

韓国人の学生たちは私を羨ましいと言う。

でも、私は正直仲間がいる彼女たちが少し羨ましい。

 

いつも中国人に囲まれて中国語が伸びて、毎日楽しそうに見えるのかもしれない。

 

実際に楽しい時もあるし、これで良かったんだと心から思ってるけど最近もう限界だ。

 

だって、私は多分中国語で自分の言いたいことの30%か40%しか言えない。

 

残りの70%は言葉にできずに終わる。

 

こんなとき隣に一緒に頑張ってる友達が1人でもいたなら、

 

気軽に、「しんどいね、がんばろうね。」

って手を取り合って頑張れるのに。

心の中を全部ぶちまけてしまえるのに。

友達の心の中も全部受け止めるのに。

 

私の言いたいこととか気持ちは吐き出されないまま私の中に留まったまま。

 

でも、私はそれを望んで渡航先にここを選んだのだ。

北京や上海の大都市で日本人に守られて甘えながら終わるなら中国人の中に飛び込んで自分を試してみたい、強くなりたい、と覚悟を決めて来たのに。

 

  もうつかれた。もうだめだ。

 

参った、参った。

 

もー最近ずっとファンキーモンキーベイビーズ聞いてるから。

 

「あとひとつ」とか「なみだ」とか。

 

ファンキーモンキーベイビーズ聞いて励まされてる22歳女子。

 

どう考えても哀れ。やばい。

 

もう少ししたらこれが榊いずみの「失格」になるからな。

 

 

「あなたは失格!」そうはっきり言われたい。

生きる資格がない、なんて。憧れてた生き方。

ああ、赤い夕焼けの街で小さな体を丸め。叱られても、恥を重ねても、まっすぐ生きていたのに。

 

 

ああ、最高だ、最高だよ…!

 

この恥ずかしくてゾクゾクする感じがクセになるね!(変態)

 

 こないだ受けたHSKは全然太刀打ちできなかった。

本番の試験は模試よりものすごく難しいくて、歯が立たなかった。

 あと1ヶ月後にこれをどう合格に持っていけるのか。

 

 中国にきてもうすぐ4ヶ月目になるけど、

日常会話に困らなくても、ラジオやニュースはわからない。

 友達の話も少し早くなったり中国人同士の話は何を言ってるのかわからない。

結局相手が私が日本人だとわかってゆっくり話してくれる時だけ私は理解することができる。

言いたいことだってそうだ。

中国人が聞きたい、きいてあげよう、って姿勢になった時だけわかってもらえる。

 

 結局私はこの国では子供と一緒で、相手ありきでしか何も伝えることも受け取ることもできない。

 

  頑張ってるのになあ。

どうしてこんなにだめなんだろう。

私はいつになったらこの国で一人前になれるんだろう。

 

思えば最初の2ヶ月が一番楽しかった。

毎日が新しいことの発見で、自分がメキメキ伸びてるのが実感できていた。

調子に乗れて、自分は無敵だと思ってた。

大きな間違いだったけどね。

 

 そっから先は全然だめ。

 

毎日同じような単語を使って同じような会話を繰り返すだけ。

 

全然伸びてない。

何にも変わらない。

 

 毎日夜になるとこのまま帰国の日になったらどうしよう、って思う。

 

 

で、振り出しに戻るの。

 

 

ああ、寂しい。

 

同居人はいる。

殷くんも、張くんもいる。

友達もたくさんいる、学生もいる。

 

でもね、彼女たちに

 

「中国がわからない難しいよー」

 

って言ってどうなんのよ。

 

「不,你的中文没问题」

「你的中文变了超级好!」

 

とか、流暢な中国語で言われてもなんの足しなもならない。

 

同じ中国語に苦しむ仲間に、

 

「しんどいよ、無理だわ」

「私もできないから、大丈夫。一緒に頑張ろうね!きっと大丈夫だよー」

 

とかさ。

 

でも、この大学でそんな仲間になれるはずだった韓国人たちにはすでに一線を引かれてしまっている。

 

結局、1人で勉強して。

1人で頑張るしかない。

 

中国人は好き。

同居人もみんな大好き。

 

でも最近ものすごくつかれたし、寂しい。

中国語で話しててふっと分からなくなった時、

置いてきぼりにされた時、

ものすごく虚しい気持ちになる。

 

でも、今ここで他の大学に留学してる友達たちに会いに行ったら私は間違いなく折れてしまう。

 

危ういところで踏みとどまって頑張ってるのに、糸が切れてしまう。

 

そしたらそれでおしまいだ。

 

何もできない頑張れなくなってしまう。

 

 

大学受験だってそうだった。

もう少しだったのに、もう少しのところで甘えて第一志望を逃したんだ。

 

今度は逃さん。

絶対負けない。

 

12月に帰国するときに、何も心残りを残したくない。

 

残したらいけない。

 

そう、この歌みたいにね。

 

 

飛べないなら走れ。

走れないなら歩け。

歩けなくても行くんだ、

這ってでもギアを上げるんだ 

 

 

kpopとファンキーモンキーベイビーズしか聞いてない最近。

これ絶対男ウケ悪いやつだ!

 

日本にいた時もっとマシだったぞ!どうした私!

 

 

時間がない。

時間が惜しい。

 

この国にいる間私は一貫してずっと焦ってる。

 

今は焦りは最高潮。

あと27日後のHSKにどうしても合格したい。

 

同居人は机から離れない私を、

「你疯了吗!?」(頭がおかしくなったのか!)

と心配してるけど、

 

頭がおかしくなるほど頑張りたいよ本当に。

 

ここ1週間は毎日勉強時間は10時間と少し。

 

でも、なんだろ。

ここまで勉強してるのは久しぶりだ。

 

1日の終わりに散歩とかしてると、予備校の頃を思い出す。

 

1日の終わりに仲間と電車に乗って帰ったり、夜遅いのにラーメン食べたりね。

 

f:id:tokyosb:20180619015843j:image

 

あと、高3の頃。

 

あの頃、机を並べて勉強していた友達は逝ってしまったけど、

彼は天国、私は中国にいてなんだか不思議だね。

 

2人とも高3の頃お互いこうなるなんて思いもしなかったもんね。

 

明日からはもっと勉強しよう。

 

あと27日だ。

泣いても笑ってもそしたら夏休みがやってくる。

夏休みはいろんなところに行く。

家族にも会える。

友達にも会える。

 

だから、あと27日本当に頑張ろう。

 

そして、気持ちよく夏休みに入って長い長い旅に出るんだ。