紋浪ちゃんの覚え書き

気になることとか拙い和訳とか

釜山で食い倒れ

 

안녕하세요!서미카임니다!

こんにちは!すみかです!

 

最近更新が滞っていたので今回から頑張ってまた書きます。

今回は、家族で釜山に一泊二日の旅行に行った話。

 

前回友人と釜山に一度行った釜山。

そしてこの前はソウル。

 

実に3回目の韓国だったけど改めて釜山って楽しいなあと思った旅行だった。

 

釜山といえばやっぱりこの映画。

三回生の前期でとった韓国人の先生の授業で見た映画。

 

 

国際市場で逢いましょう

 

1人の男の人生に韓国の戦後史を盛り込んであって、韓国で興行収入2位に輝いてる映画。

これ一本で韓国の歴史がわかるようになってて、さながら韓国版フォレスト・ガンプという感じの映画。

 

 朝鮮戦争によって父親と妹と離散家族となってしまった主人公の男の子が父親との別れ際に「家族を頼んだぞ」という言葉を守って家族のためにドイツに出稼ぎに行ったり、妹の結婚式の費用のためにベトナム戦争のアメリカ軍の韓国人部隊に志願したり命をかけて家族と、そして釜山にある国際市場にある家族の店を守り抜くというストーリー。

 

この舞台になった店も見に行ったんだけどアホだから写真を撮るのを忘れた。

 次行った時撮ろうと思う。

 

とにかくこれから釜山に行く人も行かない人もすでに行った人も是非是非見てほしい一本。

 

そもそも釜山っていうのはソウルに次ぐ韓国第二の都市で、最大の港町。

 もとは戦後の闇市の街が発展して今の姿になった場所。

 

 ソウルは洗練されてて、街もすごく綺麗だけど、釜山は下町のような雰囲気が残っていてどこか泥臭い雰囲気がある。

 

 私はソウルもすごく好きだけど、釜山が特に好き。

 

というかソウルよりも釜山の方が韓国初心者にはわかりやすいと思う。

 

なぜなら、ソウルだと化粧品なら明洞。服なら梨花、市場なら東大門、カフェならシンチョンみたいな感じでばらけてるから電車を駆使しないといけないんだけど、

釜山の場合は良くも悪くも一極集中だから、

化粧品、カフェ、服全て南浦洞で片付く。

そして韓国最大の魚市場のチャガルチ市場はその南浦洞から徒歩五分という有り難さ。

 

 故にほとんど電車に乗らなくてよくてとても楽ちん。

 

そういうわけで家族が韓国行ってみたいと言ったとき私は迷わず釜山を勧めた。

 今回は父と弟が来るということで迷わず釜山を選んだ。

 なぜかわからないんだけど、釜山ってすごく男性物の服がたくさん売ってあるから男の子で韓国トライしてみたいなら釜山の方が買い物は楽しいかもしれない。

 

 

そしてなにより、釜山といえば魚介類。

最大の魚市場チャガルチ市場なんてこう。

 

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ここの二階の食堂で食べたお刺身とヘムルタンっていう海鮮鍋は本当に美味しかった。

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そして何よりも衝撃的だったのがこちら。

 

 

 

サンナクチュっていうタコの踊り食い。

ウニョウニョ神経だけで動いてるのを食べるっていうなかなかに衝撃的な食べ方。 

 

お値段は決して安くなくて4人で食べて16,000円。

でも、同じボリュームのものを日本で食べようと思ったら倍以上かかりそうだよね、って父母が言ってたので割安ではある。

なんてったってヒラメ1匹分の刺身が5000円だから。日本で食べたら2万円はかかる。

 

そんなリッチな昼ごはんの後は、

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こんな屋台街でおやつたべたり、

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道端にある偽物ブランドの屋台を大笑いして眺めたり、楽しかったです。

興味本位で値段を聞いたら一枚2000円から3,000円とのこと。

 supermeといったら本物なら2万円、転売屋のせいで6、7万がデフォとなっている超人気ブランド。

 うーん…これは…。

 

 

まあそんな感じで怪しさ満載なのも楽しみつつ、買い物もそこそこに夕飯の時間。

 

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韓国といえば肉!

ということで八色サムギョプサルっていうお店でサムギョプサルを食べました。

 8種類の味がついてるとかいうお肉をお店の人がつきっきりで焼いたり切ったりしてくれてそれをみてるだけで楽しかったです。

 

セットのキムチ鍋に最後にご飯にいくらそしてチーズを投入してキムチチーズリゾットを作ってもらって、それもすごく美味しかった。

美味しすぎて焦げ付いたおかげを一生懸命こすって食べようとする弟がとっても可愛かった。

 

そんなこんなで1日目終了。

 

次の日は朝っぱらからトルゴレっていう有名なスンドゥブチゲを出すお店へ。

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 これで500円。

安い、そして美味しい。

 

そこから西面という街へ行くべく地下鉄にチャレンジ。

 ここで乗り場を間違えて入ってしまって、改札からでれなくなって困り果てたというハプニングに見舞われるも、通りすがりのおじさんが流暢な英語で「may I help you?」なんていって助けに来てくれて、駅員さんを呼んでくれた。

 

そしたら、やって来た駅員さんも英語がペラペラで、なんか前回こんな記事を書いてた自分がものすごく恥ずかしくなった。

 

 

 

 

韓国の人の英語力は本当にこちらが舌を巻くほど発音も綺麗で自信満々、そして上手くて。

 

韓国語という言語は日本語と同じくらい英語とかけ離れた言語と言われてるのに、みんなが努力して英語を習得している、と話では聞いていたけれどそれを目の当たりにして物凄い衝撃を受けてしまった。

 

 下手な英語だけど頑張って勉強した甲斐あってなんとかやり取りをして改札から出れたとき、おじさんも駅員さんも優しい笑顔で私たち家族を見守ってくれて本当に感動した。

 

 これから道端や駅で韓国人でも中国人でも困ってる外国人がいたら助けようと思った。

 

そんな苦労の果てにたどり着いた西面。

ここでのおめあては釜山最大の市場という市場を見たかったから。

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ただあんまりいい写真が撮れなかった。

写真を撮ってる暇がないほど見るものが多かった。

 呼び込みの声、値引き交渉をする人、見慣れない食材が所狭しと並んでいて異世界の市場に迷い込んだような気分になった。

 

そんなとき一緒に歩いていた父親が、

「ああ、ここはパパが子供の時の荒尾の姿がそのまま残ってる。」

とぼんやりいってるのを聞いて、今の荒尾を思い出して少し悲しくなってしまった。

 荒尾はかつて九州最大の炭鉱町の1つで、父はその最盛期にそこに住み育ったのである。

 彼はそのころの荒尾の商店街の人々の喧騒と活気をそのまま遠い異国の釜山で見つけたのだろう。

 炭鉱が閉山して荒尾は衰退し、商店街はスーパーマーケットに駆逐されスーパーマーケットもその町の衰退についていけずに店じまいをした。

 父はこの市場がこの旅行で一番楽しかったらしい。

 

 そんな釜山最大の市場見学の後はもう一度南浦洞に戻り昼ごはんを食べて最後のお買い物。

の、はずが買い物に夢中なのは弟と母。

ほとほと買い物に飽きた私と父は屋台でキンパという韓国の海苔巻きを食べた。

 

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これも立ち食いだけどすごく美味しかった。

チヂミも食べたんだけど写真を撮るのを忘れてしまった。

 

次回行った時はちゃんと写真を撮ろうと思った。

 

 今回の旅行は本当に短かったけど食べたいもの全部食べて、家族と久しぶりに旅行にもいけて楽しかった。

 そして何より9月から勉強していた韓国語が少しだけでも通じたのが嬉しかった。

 前回旅行に行った時、気味の悪い暗号にしか見えなかったハングルがちゃんと読めて、単語レベルで言いたいことが韓国語で伝えられるのが本当に嬉しかった。

 中国語や英語と違って韓国語は旅行で言いたいことを言うだけでいいや、ってモチベーションでこれからもゆるゆると続けていければいいなあと思った。

 

  そして、全てが終わり福岡空港に降り立った時、次に2週間と少しあとここから中国に向けて旅立つことを考えると恐ろしくて身がすくむような気分になった。

 

 あんなに行きたかった中国なのに今は恐ろしさしかない。

 

 今はそんな気持ちで毎日がドキドキしていてさながらまな板の上の鯉である。

 

そんなわけで。残り2週間となった中国行き。

明日はビザを取りに行って来ます。

 

またゆるゆる更新するから見てくれ。

 

ではでは。