紋浪ちゃんの覚え書き

気になることとか拙い和訳とか

同居人は中国人

 

みなさんこんばんは。

紋浪です。

 

昨日ボスの無茶振りについてグダグダ書いてたんだけど、さらなる無茶振りを仕掛けてきたから書いて行くよ。

 

この記事を読む前にぜひこっちを読んでくれると嬉しいよ!

 

 

まあこんな風にボスの無茶振りについてグダグダ書いてるのがバレたのか今日はさらなる無茶振りを仕掛けてきたからそれについて書いていこうと思う。

 

まず、今日はこの大学で受ける初めての中国語の授業。

 留学生のクラスに混ぜてもらえるということになったから喜んで出かけて行ったら、まさかの全員韓国人!

 日本人は私一人しかいなかった。

韓国が飛び交う教室でうける中国語のリスニングの授業はなかなかにカオスだった。

 

ただレベルが少し低すぎるのが困った。

もう少しだけ上のレベルだといいなあと思ったんだけどこれしかないならこのクラスで一生懸命やるしかないなあ。

 

 で、のんびり家に帰ってゆっくりしようとしたらいきなりボスがやってきて、明日から3人の中国人に日本語を教えるための教科書を持ってきた。

そして、今日来るはずだった女の子が明日になったことを告げにきた。

中国で予定が遅れることにはもう慣れっこだからこれは軽く受け流した。

 

 ただボスが持ってきた教科書はただの問題集でいきなり日本語の文法の練習問題が載ってる。

 

なんだこれは。

文法を習ったことがない人が(そもそも彼らは平仮名を知らない)文法問題を解けるわけがないだろ!

 

すぐさま文献室に駆け込んで簡単な文法書を探し、ボスに叩きつけた。

 

とりあえず明日は平仮名を教えることで乗り切ることにして。

 

文法の教科書を発注するべく学校中を走り回っていたところにボスから電話。

 

「あと15分であなたのルームメイトになる中国人の女の子がお父さんとお母さんといっしょにきますよ。彼らはみんな中国語しか話せませんね。私は友達とディナーだから来れません。頑張ってください!」

 

それだけいって、電話は切れた。

 

なんだと!さっきあんたが明日になったって言ったから片付けもしてないしリビングも私物化してるんだよ!どうしてくれるんだーーー!

 

と頭の中を凄まじい勢いで憤りの感情が駆け抜けて行くけどとにかく片付けなくちゃ、と今度は宿舎に駆け出した。

 

あと15分と言ってたくせに宿舎の前にはすでにピカピカの黒いベンツが止まってた。

 

 そして、私を見つけた途端そのベンツから出てきたどう見てもカタギではなさそうなお父様と超美人なお母様が私に挨拶をしてきた。

 

ボス…なんでお前は一番大事な時にいないんだ…

 

と思いながらも来ていただいたからには、とビビりまくりながらも挨拶。

 

拙すぎる中国語でやり取りをして、

彼女の両親と彼女は引っ越しの荷物を次々と私の部屋に運び込んで行く。

 

北京にいたころは中国語の下手さが露呈するのが嫌で上手くなるまで話さないなどと抜かしていたものの、こちらでは話さなければ生きていけないから、ガンガン話すようになって来た。

いい傾向だと思う。

 

越して来た女の子は19歳で7月から日本留学を控えているらしい。

一緒には済まないけれど残り二人の男子生徒は私と同じ22歳で女の子と同じように7月から留学するらしい。

 

荷物の整理がひと段落した同居人は私にプレゼントをくれた。

それは、彼女のお手製の消しゴムのスタンプだった。

f:id:tokyosb:20180316013822j:image

 

これすごすぎると思わない?私は初めて見た時天才だと思った。

 

そしてなにより、私のために時間を割いて一生懸命デザインして作ってくれたそのことを思うとどうにも嬉しくて顔がほころんでしまった。

 

彼女はとにかくこういうものを作るのが大好きらしく私が明日の授業の準備をしている横で一生懸命新しい作品を作っていた。

 

f:id:tokyosb:20180316014025j:image 

 

おいおい明日から授業だぞ??

そんな余裕で大丈夫か?

などと思いながらもその鮮やかな手つきに私も授業準備をほっぽらかして見入ってしまった。

 

私たちは本当にいい友達になれそうだなあと思って私はボスの無茶振りもそんなに悪くなかったなあ、としんみり思ってたらボスから電話。

 

だからこの部屋には監視カメラかなんかついてんのか?怖いぞ!

 

上機嫌で出ると…

 

「土山さん、あなたね本当に仕事熱心。だから、もひとつお願い。16級クラスと17級クラスの子のための教科書も選んでください」

 

16級クラスと17級クラス合わせたら学生131人いるんだけど。

 

131人が使う教科書をたかだか大学生のインターンに選ばせるんじゃねえーーーー!

 

というわけで私は明日も教科書を求めて学校中を駆けずり回る羽目になった。

 

そして、ボスは私に中国人の同居人、授業、131人の教科書選定などなど様々な仕事をまるっと投げて

 

明日北京に帰る。

 

 

私は誓った。

絶対にボスの息の根を止めるまでは死なないと。

 

とにかく今日は、クラスメイトの韓国人、中国人の同居人そして生徒の中国人などなど出会いが多い一日だった。

 

 明日にはボスも(大量の仕事を残してだけど)北京に帰るからしばらくは無茶振りもなく平和に暮らせそうだなあ、としみじみ思って今日はおしまい。

 

おやすみなさい。