紋浪ちゃんの覚え書き

気になることとか拙い和訳とか

HSK6級に合格しました。

 

 

にーはお。

 

突然ですが、

HSK6級に合格しました!

いやー、嬉しい。

 

てなわけで紋浪です。

 

今日は私がHSK6級合格した上で、対策のこととかをかいていきたいと思います。

 

①試験対策について

 

HSK6級は5級までと違って難易度が段違いに上がります。

からしっかり対策を立てましょう。

 

まず、听力

 

これはとにかくつべこべ言ってないで早くから過去問に触れたほうがいい。

といて、スクリプトみて知らない単語があれば調べる。

そして何度も同じ問題を聞き直す。

 

そして、必ずHSKの対策本を読むこと。

 

HSKのリスニングには決まりの型とパターンがあります。

それをしっかり知ることが必要ですよ。

 

例えば、私が1番苦労したのはユーモアとかいう分野でした。

 

男「さっきから僕をみてらっしゃるみたいですなどうされましたか?」

女「いいえその、あなたが私の三番目の夫によく似ているものですから。」

男「ええ?あなたは三回も結婚したことがあるんですか?」

女「いいえ。二回だけよ。」

 

とアナウンスされて、

 

a.女の人は三回結婚したことがあります。

b.女の人は夫がいます

c.男の人は女の人の夫です

d.女の人は男の人と結婚したいです

 

という風なもの。

ユーモアのセンスが根本的に違うし、

この選ぶ時間は5秒ほどしかない。

 

HSKはあくまで検定。

中国にいて中国人と話してりゃ自然に、というのを否定はしないですが、大量に時間がかかるし限られた時間しか中国にいられない留学生や早急に資格が欲しい人には難しいと思う。

 

リスニングは全部で三つのブロックに分かれてるんだけど、第2部はインタビューで普段からニュースなんかを聞いてれば語彙や感覚はカバーできると思う。

3部もいたって普通の問題である。

 

ただ、第1部はユーモアありの雑学ありの中国文化ありの、怒涛に連なる問題でコロコロ話題が変わるから1番練習が必要な箇所だと思う。

 

ちなみに私が使ってたのはこれ。

現地で買った教材だけど、問題の型についてしっかり書いてあって練習問題も豊富でとても良かったと思う。

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そして、阅读

 

すなわち読解な。

これは本当になめたらダメ。

とくに5級まで無対策でやった人たち、あなたですよ!

HSK6級最大の難関はここといっても過言ではないと思っている。

 

さあ今から私は真面目に勉強した人たちがスリッパでタコ殴りにしに来そうなことを言います。

 

いいかよく聞け。

 

病句の問題まるっと捨てろ。ロトだ。

 

読解最初の10問は間違い探し。

四つずつ中国語の短文が並んでて文法上の誤りがあるものを選び出すという方式。

 

最初は真面目に対策しようとしたよ。

 

でもどうにもならんくて中国人の友達たちに解かせたら全員失敗しやがったので諦めることにした。

 

6級の読解はとにかく量が多い。

ここで大量の時間を取られると後半に来る怒涛の読解ラッシュに間に合わない。

そしてその読解ラッシュのほうが点が取れる可能性がよっぽど高いのである。

 

さて、ロトで病句を片付けたら次に何するのかというと、

 

類義語識別である。

 

ここで問われるのは中国語の似た単語を厳密に区別できているか否か。

 

例えば、珍贵宝贵を君は区別ができるかな?

 

これはもう覚えるしかない。

が、類義語事典など使ってたら日が暮れる。

 

対策本をかえ。

私は5.6冊買った。

そしたら覚えなきゃならない単語リスト載ってるからそれをひたすらノートにまとめて頭に叩き込むんだ。

 

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こんな感じな。

多分全部で300くらいだから、頑張れ。

人は死なない。

 

ただ真面目な話、類義語について聞いてくるとき、動詞のはずなのに名詞として使われてる!とか品詞の配置で引っ掛けてくることが多いから普段から品詞分解したり品詞の配置に気をつけて中国語にふれていれば楽だったのかなあ、と私はちょっと後悔をしている。

 

あと単純な長文読解の対策についてはここに書いた。

とにかく量を読むしかない。

このやり方は正しかった。

 

http://tokyosb.hatenablog.com/entry/2018/11/06/023122%20

 

そして、最後が写作

すなわち作文。

 

これに取り組む前に考えて欲しいのは、自分の日本語力についてである。

 

形式としては1000文字程度の長文を配られて30分経ったら回収されて、制限時間以内に400文字に自分の言葉で要約するというものだ。

 

日本語でできるか?

 

というお話。

 

母語でできないことは外国語でもできない。

 

だから最初は、時間とか気にせずとりあえず日本語で要点を書き出して中国語に直すなどして慣れてから時間を計ったりしたらいいと思う。

 

これに関してはとにかくたくさん書いてたくさんネイティブチェックを入れること。

 

私は自分で言うのもなんだけど国語得意だし日本語能力が高いので、文法ミスだけが怖かった。

 

あと、意外と日本人がやらかすミスが漢字間違え。

 

ちゃんと簡体字で書かないと減点対象になるよ。

繁体字簡体字の混合は絶対にダメだよ。

 

 

しっかり漢字の勉強しようね!

 

②参考書

 

HSKに関して5.6級の人は中国に売ってある中国語の本で勉強することをお勧めします。

とくに6級に関しては本土の参考書の方が安価で質が良かったように思います。

この時解説が中国語であるものを選びましょう。

1番わかりやすくてしっくりくることが書いてあるし、なんてったって解説読んでる時ですら中国語で勉強になるじゃないですか。

 

 

最後に。

 

 

最後だから書くけど、どこの語学堂がいいかとか、精神状態とか環境とかそんなの全部関係ないよ!

私がこの試験受ける一週間前と二週間前。

死ぬほどしんどくて大切な試験だとみんなに言ったのに、トラブルはアホみたいに起こるし、みんな私を巻き込むし、本当に辛かった。

 

そして、私のいた場所は学習環境わるくてレベルが低い授業しかなくて6級レベルの授業なんて皆無だった。

 

いい授業もなく、アクシデントの中で劣悪な環境下で参考書と向き合い隙間時間を使って1人でガリガリ頑張って合格したから思う。

 

周りがなんと言おうと、

どこにいようと、

結果を出す奴は出すし、出せない人はいつまでたっても、どんな素晴らしい環境にいてもダメ。

 

待ってても誰も立ち止まってくれないから、

私はでかい声で「6級受けるんだー!ワーワー!」と大騒ぎして作文を添削に持ち込んだし、読解のわからないところを中国人と一緒に考えるように要請したりした。

 

結果が欲しくて、誰もが認める6級と言う肩書きと資格が欲しくて必死だった。

 

HSKを初めて受けたのは二年前。

天津でうけた3級。

 

そのあと4級に3回落ちたこともあった。

 

今回の6級だって2回落ちて3度目の正直だった。

 

人は、結果にしか目を向けないけど、今回の合格を勝ち取るために本当にたくさんの失敗があって大量の受験料を払った。

 

私が大学に入学したころ、周りのたくさんの人が「中国語極める」とか意気込みを語っていた。

 

中国語できたら就活に有利だとか、

中国語できたら下手な資格よりいいとか、

 

いろんな思惑をみんな持ってたけど、

1人2人といなくなっていつのまにか1人になってしまった。

 

続けること。

環境や条件に文句をつけずひたむきに努力出来ること、語学にはそれが1番大切なのだと思います。

 

そして何より何回かの失敗くらいで投げないこと。

 

肩書きとか地位とか権力とか、たくさんの人がそんなものしか見てなくてそんなものを大切にしている世の中に私たちは生きている。

生きていかなければならない。

 

だからこそ、私は肩書きと地位と権力を追い求めて行きますよこれからも。

 

辿った道が地獄でも、、

最後に手にした華やかな結果を誇らしげに掲げる姿だけを他人の目に焼き付けてこれから先も戦っていける、とそんな強い気持ちになれました。

 

検定の勉強はこれにて終了ですがこれから先も私の中国語の勉強は続くし、むしろこれでやっとスタート地点に立てたと思ってるので、しっかり気を抜かずにさらに頑張りたいと思います。

 

それではみなさんさようなら。