紋浪ちゃんの覚え書き

気になることとか拙い和訳とか

山東省から使徒襲来(北京生活最終回)

こんにちは。

私です。

今日は北京生活最終日ということで、授業をいれずに買い物に行って来ました。

 

お茶用の水筒が買いたかったのでおなじみ、王付井(ワンフージン)へ。

 

ここはお茶屋があるから多分水筒が買えると踏んで目的地を決めたんだけど、今日の最大の目的はここ1週間くらい患ってる中国人恐怖症を治すこと。

 

だから、ガンガン店員に話しかけ、さらにレストランでご飯を食べるぞ!という決意を胸にレッツゴーゴー。

 

王付井には北京最大の屋台街があるので、まずはここをぶらぶら。

 

すると、

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北京ダックって書いてある!

 

ひとつ25元で購入。

 

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こんな感じでクレープ作るみたいに作ってくれて、

渡してくれる。

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 なかはこんなかんじ。

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学校の教科書で北京ダック食べる回を勉強してからというものどうしても食べたかったから念願叶ってよかった。

味は美味しかった!お得に手軽に北京ダックが楽しみたい人は是非是非立ち寄ってみてね!

 

ただ、今日の目標はお店に入って注文することだったから、屋台でこの北京ダックを食べた後もお店を探してフラフラ。

 

できることなら、北京名物ジャージャー麺をたべたいなあ、とウロウロしてたら

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ジャージャー麺の看板発見!

 

店員さんに話しかけると席に案内されて注文してジャージャー麺を待ちながら見る風景はこんな感じ。

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露店ならではの雰囲気。

 

で、出て来てジャージャー麺は、

あんまり美味しくなかった…。

 

前北京に来た時食べたジャージャー麺が記憶にあったんだけど後で調べたらあの店は北京で最も由緒あるジャージャー麺のお店だったらしい。

あの時は中国政府の招待でいってるからいいところに連れてってくれたんだなあ、といまさら中国政府に感謝。

 つぎジャージャー麺食べる時はあの店に行こう。

 

ジャージャー麺の味はさておき、この店の店員さんは話好きの上外国人が珍しいらしく気さくに北京語で話しかけてくれていろいろ教えてくれて楽しかった。

 

ジャージャー麺は少し残してしまったけど、おしゃべりが楽しかったし注文もできたから満足してお店を出て、お目当の水筒探しをしたんだけど、どうにもいいのがないので便利なカップを買った。

 

これについてはまた北京で買った大量の面白い購入品を紹介するときに書きたいと思う。

 

でまあ、そのあとは虹桥市场っていう、ブランドの偽物がたくさんあってある店へ。

ここのいかがわしい雰囲気がたまらなく好きだから北京にくるたびに来てるんだけど、

外観はこんな感じです。

 

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でも、驚いたことに中に入ると以前のイカガワシイ雰囲気は何処へやらお洒落で綺麗なお店がたくさん入ってる普通の店になってた。

 

もちろんまだ少しいかがわしい店は残ってたけど、以前みたいに少し薄暗くて偽物のカバンやら服やらがワゴンに積まれてる横に店員がたっててすかさず売りつけてくるような殺伐とした雰囲気は消え去っていて、あるのはお土産物屋さんやスマホのカバーの店だけ。

 

これは結構ショックで、しょんぼりしたんだけど、王付井で探しても見つからなかった水筒があったからそれとなぜかマフラー買って、地下のこれまたオシャレなカフェテリアでマンゴー緑茶という意味のわからない飲み物をごくごく。

 

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この段階になるともう注文に抵抗はなくなり、うまくできて嬉しかった。

 

ちなみにこれはあんまり美味しくなかった。

 

さて、そんなわけで優雅に買い物楽しんでいたところへいきなり電話がかかって来た。

 

読み飛ばさないでね。

 

電話がかかってきた!

 

これの何が怖いのかというと、この番号は中国で手に入れた番号だということ。

それはつまりかけてくるのは100パーセント中国人であるということである。

 

間違え電話じゃね?

 

などとごまかして無視。

 

しかし再度同じ番号からかかってきたので、覚悟を決めて出たよ。

 

「啊.....你好」

 

「あ!土山さんですか!私です!山東省から来ました!今あなたの住んでる北京の家にいますね」

 

流暢な日本語で話されて携帯落としそうになる私だけど、

 

おいちょっと待て。

山東からの迎えは明日じゃなかったか!

いや、絶対そうだ!

じゃあなんで今日山東からの迎えが今日今北京にいるんだ!

 

わけもわからず走って地下鉄に駆け込み、バスをとっ捕まえて、息を切らして家に帰ったら、本当に初めて見るおっさんがホームステイの家族と優雅にティータイムしてた。

 

玄関開けてその風景だったから買った物を落として漫画みたいにひっくり返りそうになるのを堪えて、

 

「こんにちは、」

 

というと、ものすごい勢いで迎えのおっさんが話し始めて、なんでもこれから二人で食事にいく、という旨を伝えられてわけもわからず家を出た。

 

 この人本当に迎えの人なのかなあ、などと初日偽物のガイドにさらわれかけた経験から疑心暗鬼になるものの、美味しいものは食べたかったからついていくことに。

 

 降りて行ったらなんとおっさんは車で迎えに来てくれていた。

車はBMWだった。

生まれて初めてBMWの助手席に乗った。

生まれて初めて独身男性の助手席に乗った。

中国で。

 

おっさんはいろんなことを話したがり、私もいろいろ話し楽しくなって来たからおっさんは車に乗って天安門頤和園を外から見せてくれた。

 

なんかデートみたいになって来たなあ、助手席だし。

 

などと頭の中で死ぬほどくだらないことを考えてる私とおっさんを乗せたBMWは中国最大のショッピングモールについた。

 

「何が食べたい?」

 

と聞かれたので、迷わず

 

「ぎょーざ!」

 

と答えるアホの子の私におっさんはにっこり笑っていろんな種類のある餃子屋さんに連れて行ってくれた。

 

 ホームステイ先はムスリムだから豚肉を使うことが多い餃子を食べることはほとんどなくて、一度でた餃子は牛肉餃子だった。

それももちろん美味しかったけど私が食べたかったのはやはり豚肉の餃子だったから、大喜びでお店へgogo。

 

そこで食べた料理は全部美味しかった。

 

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甘いかぼちゃのおかゆ

 

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ぎょーざ。

ちなみに中国では蒸し餃子と茹で餃子が一般的で、日本にある焼き餃子はあんまりないらしい。

 

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キャベツの中華炒め。

何気にこれが一番美味しかった。

 

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北京のお菓子。

パイ生地に砂糖がザラザラする。

美味しいけど糖質ダイエッターがみら悲鳴を上げてぶっ倒れそうな食べ物である。

おっさんは甘いものが好きらしく嬉しそうに食べてた。

可愛かった。

 

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ビールまで飲んで。

 

最後におっさんがくれたのはこれ。

 

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これなんだとおもう?

 

これね、餃子を茹でたお湯なんだって。

中国の餃子屋さんでは頼めばもらえるらしく、一般的なものなのだそう。

 

味は多分みんな想像がつくとおもうんだけど

煮汁を提供するっていうその発想がすごく面白かった。

 

食べきれないほどの料理をつつきながらおっさんと私はいろんな話をして、おっさんは私を家に送ってくれて握手をした。

 

何を話したのか、どんなことを言われたかはまた書こうとおもうけど、これから私の上司になるこのおっさんのことが私はとてもいい人だと思ったからまずは良しとしようとおもう。

 

明日私はこのおっさんと一緒に新幹線に乗って北京を出る。

そして山東省へ行くのだ。

 

明日とうとう北京とお別れだけど、この1週間と少しで私は北京が本当に大好きになった。

 

さよなら北京ではなく、再见北京。

 

中国語のさよならは、再び見るとかいて、再见。

 

また会えるという願いを込めて、再见。

 

バタバタした最終日だったけどすごく楽しかったから今は幸せ。

 

まあそんな感じで荷物まとめてブログ書いてたらこんな時間。

 

 

それではみなさん、おやすみなさい。