紋浪ちゃんの覚え書き

気になることとか拙い和訳とか

腹痛でも歩く、そして食べる。

 

こんにちは、具合が悪くなって顔で笑って心で泣いてる私です。

6日目です。

どこの具合が悪いかというとお腹。

北京に来て自分でもよくわからないものを言われるままに出されるままに渡されるままにもぐもぐと食べていたからもはや何がいけなかったのかが全く分からんなあ、などとのんきに考えてるうちにひどくなって来た腹痛。

 

しくしくキリキリと痛んでくるこの感じとってもしんどいぞ!

 

しかしたとえ私の腹がどんなに痛かろうと朝はやって来て学校に行かなければならんので、あったかそうな服を着る。

 

出国前母親が買って来てくれた腹巻を

「ダセー、絶対持ってかないからな!」

などと散々けなしたことを本当に本当に熱烈後悔しながらお腹を抑えて学校へレッツゴー!

 

てなわけで、一歩家から出た途端キュルルルと唸る腹のことは無視してさあ頑張るぞと思ってバスに乗ろうとしたけど…

 

乗れない。

 

物理的に乗れない。

春節が終わりこの土日まで休みだった人たちが帰って着たのだろう、2日前の金曜とは比べ物にならない人と車そして自転車。

 

 3台目にしてようやく乗り込んだバスは渋滞に巻き込まれ大幅に遅れる。

 

駅についたらこんな感じのが目に止まってげんなり。

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駅以外にもこんなのがいたるとこにあるところにやはりこの国が共産党主義の一党政治の国だということを忘れさせない。

 

 そんな気持ちをやりすごして電車に乗り込もうとしても案の定超満員電車で、これに無理矢理乗り込もうとする人を軍服みたいなカチッとした服を着た係員が二人掛かりで電車から引き剥がすということをやっている光景はさながら何かの取り締まりのようで。

 

一言で言うとカオス。

 

そして、2台目の電車を見送った時私は思ったのだ。

 

まっとったらいつまでんのれんぞこりゃ。

 

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待ってられない未来がある、

 

いい言葉だね。

 

そういうわけで3台目が着た途端他の人に混じって降りる人とぶつかりながら突撃するように乗り込んで学校へ。

 

さらに学校最寄りの駅についてからも無数の信号無視を繰り返した結果私は下校の頃にはぶっとい北京の交差点を中国人の後ろにへばりつかなくても自力で横断ができるようになった。

 

青でも赤でも危ない中国の横断歩道では、青信号をお行儀よく渡るよりも、車が少ない時に赤信号でもしっかり周りを見ながら渡る方が安全。

 

これはマナー云々の問題じゃなくて生存戦略なのである。

 

いや、本当はみんなで信号を厳守するのが正しいんだけど公安のパトカーさえ青信号を渡ってるところに突っ込んでくるんだからこれはもう当分無理だと思うの。

 

具合が悪い分いろんな理性が飛んでるからどんどん中国式になっていく自分の行動にも気がつかず、学校での授業と自習を乗り切って。

 

暴れまわる腹を抱えて帰宅。

 

しかし、北京にあるせっかくの時間を無駄にもしたくなかったから今回は別のところに寄り道したかったんだけど諦めて家の近くを散歩。

 

前も書いたけど、私のホームステイ先はムスリム少数民族回族のご家庭で、牛街っていうムスリムの集落にあるからこの辺りを散歩してるだけでいろんなものがあって楽しいんだ。

 

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写り悪いけど左はイスラム文字。

 

余談だけど、ホームステイ先のおじさんとおばさんにこんだけイスラム文字表記あるけどみんなイスラム文字読めるの?

と聞いてみたら、読めないよーと答えられた。

 

この街の一番大きなスーパーにも行ったんだけど、豚肉は売ってなかったしソーセージも牛肉や魚肉ソーセージ。

 

見るものがたくさんありすぎて写真が撮れてないのが残念。

 

売ってるものが他のスーパーとは違って面白かった。

 

更には、少数民族の集落らしくこういう看板も。

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こんな感じで中国にいる50以上の少数民族が1つ1つ書かれている。

 

全部可愛くて1つ1つ写真にしたかったけど、周りの視線がとても痛かったので終了。

 

 まだまだたくさん面白そうなものがあるけどいよいよ体力が限界を迎えたので今日のお散歩はここで終了。

 

悔しくも家に帰る。

 

帰る途中に道路を掃除する車が通るも、

 

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 こんな感じで掃除してる。

 

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そんな車からおっさんがタバコを投げ捨てて少し笑った。

 

もういよいよ限界の腹痛を抱えて今日は何も食べれんなあと思いながら家に帰ると、

 

家に帰ると、おばさんが

 

「土山、你回来了。你饿了吗?」

(おかえり。お腹は空いたかしら?)

 

と大量の料理を作りながら嬉しそうに満面の笑みで聞いてくれたから、私は満面の笑みで。

 

「当然饿了。今天的菜是什么?」

(もうお腹ペコペコ。今日のご飯何?)

 

と聞いた。

 

そして今日に限っていつもより一段と豪華な食卓を囲い私はばかばかとご飯を流し込み、さらなる腹痛を育て上げて今に至る。

 

でもご飯はめっちゃ美味しかった。

 

なんでこれが出る日に腹痛なんかになってんだ私は。なんとかしろよ。

 

と自分の胃にクレームの電話かけたくなるくらいの気分。

 

そう言うわけでもう二度と美味しいご飯をしんどく食べるのは嫌だから早々に治すべく今日は寝る。とにかく寝る。

 

 

みんなも体は大事にしようね。

わけのわからんものは食べないようにしようね。

 

紋浪との約束だよ?!

 

ではでは、また明日。